ファーガソン監督とベッカムの流血騒動、フォルランが舞台裏告白「互いに侮辱し始めた」
ユナイテッドのロッカー室で起きた事件を回顧 「ファーガソン監督は不満を溜めていた」
8月に現役を引退した元ウルグアイ代表FWのディエゴ・フォルラン氏は、かつてマンチェスター・ユナイテッドに在籍していた際、当時の指揮官であるサー・アレックス・ファーガソン監督と元イングランド代表MFデイビッド・ベッカム氏の間で起きた事件を回顧。当時のロッカールームで何が起きていたのかを振り返っている。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。
その事件は2003年のFAカップ後に起きた。オールド・トラフォードにアーセナルを迎えた一戦でユナイテッドは0-2の完敗を喫すると、試合後のロッカールームでファーガソン監督が激怒。近くに落ちていたスパイクを蹴り、それがベッカムの瞼に当たって流血騒ぎとなった。この一件以来、互いの距離が離れ、わずか数ヶ月後にはベッカムがレアル・マドリードへと移籍することになった。
フォルラン氏は「FAカップのアーセナル戦の後、ファーガソン監督は不満を溜めていた。なぜなら、相手の(元フランス代表MF)ロベール・ピレスに左サイドを突破されていたから。(元イングランド代表DF)ギャリー・ネビルが前に出過ぎて、ベッカムもカバーしていなかったんだ」と語り、当時の状況を振り返っている。
「ロッカールームでフォーガソン監督とベッカムは互いを侮辱し始めた。すべての侮辱よりも最後の侮辱の言葉が悪かったために、2人は決断を下すことになったと思う。ファーガソン監督が去ろうとして議論は終わったように思えたけど、ベッカムが別の言葉を発した。そうしたらファーガソン監督が振り返って、そばに落ちていたスパイクを見て彼に向かって蹴ったんだ。その結果、スタッズが彼の瞼に当たって切れてしまったんだ」
その後、フォルラン氏は「我々は血を見て『それをなかったことにしたい』と思ったけど、すでに2人が争う準備をしていた。そうなった時に、(元アイルランド代表MF)ロイ・キーンと(元オランダ代表FWルート・)ファン・ニステルローイが彼らを引き離したんだ」と主張。彼ら2人のおかげで事態が収まったことを明かしている。
ロッカー室での一件をフォルラン氏は今でも鮮明に覚えているようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)