マンU、栄光の「ファーガソン時代ベスト11」 C・ロナウドら伝説メンバーを英選出
27年間で指導した選手たちから選定 ベッカムら名選手も選外の豪華布陣
サー・アレックス・ファーガソン氏は27年間に渡ってマンチェスター・ユナイテッドの指揮を執り、3つの伝説的なチームを作るなど数多くの栄光を手にした後、2013年に監督業から離れた。そんなファーガソン氏の下でプレーした選手の歴代ベストイレブンを英サッカーメディア「90min」が選定。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドや元フランス代表FWエリック・カントナら、錚々たるメンバーが選ばれている。
まず守護神に選ばれたのは、元オランダ代表GKエドウィン・ファン・デル・サールだ。ファーガソン監督史上最高のGKには元デンマーク代表GKピーター・シュマイケルやスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの名前も上がるが、最も多くタイトルを獲得したことでファン・デル・サールが選ばれている。
次は4バック。右サイドバックにファーガソン監督の下で600試合以上プレーした元イングランド代表DFギャリー・ネビル、左サイドバックには500試合以上に出場した元アイルランド代表DFデニス・アーウィンを配置し、センターバックには2000年代の黄金期を支えた元イングランド代表DFリオ・ファーディナンドと元セルビア代表DFネマニャ・ヴィディッチを並べた。
中盤は個性豊かな3人。チームに勝者のメンタリティーをもたらした元アイルランド代表MFロイ・キーン、世代で最も才能のあるイギリス人選手と呼ばれることが多かった元イングランド代表MFポール・スコールズ、ファーガソン監督とともに13度のプレミアリーグ制覇を成し遂げた元ウェールズ代表MFライアン・ギグスが選ばれている。
前線の3人には強烈なメンバーが名を揃えた。1人目はC・ロナウド。18歳でオールドトラッフォードに足を踏み入れた青年は、日々成長を遂げて現在では世界最高の選手の1人と呼ばれるほどになった。2008年にはユナイテッドでバロンドールを獲得している。
2人目は多くの時期を過ごしたわけではないが、強烈なインパクトをチームに残したカントナ。在籍した5年間で4度のプレミア制覇、2度のFAカップ制覇を成し遂げている。
最後の1人は、現在アメリカのDCユナイテッドでプレーを続け、冬の移籍市場でダービーに加入することが内定している元イングランド代表FWウェイン・ルーニー。彼も18歳の時にユナイテッドの門を叩き、ファーガソン監督との言い争いもあったが、指揮官の下で主要タイトル9つを獲得するに至っている。
元イングランド代表MFデイビッド・ベッカムや元フランス代表DFパトリス・エブラらが選外となるなど、往年の名選手すら入ることができないベストイレブン。この顔ぶれを見れば、いかにファーガソン氏が偉大な監督であったかが分かるはずだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)