クロップ監督、守護神アドリアンの痛恨失点を擁護 「ミスしないといけないと…」
ファン・ダイクのバックパスを受けて蹴り出すもカットされ、まさかの失点を喫する
リバプールのスペイン人GKアドリアンは、現地時間17日のプレミアリーグ第2節サウサンプトン戦で(2-1)で失点に直結する痛恨のパスミスを犯した。ユルゲン・クロップ監督は「ミスしないといけないと思ったんだろうね」とジョークを飛ばし、守護神を擁護した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
開幕戦白星発進のリバプールは第2節でサウサンプトンと敵地で対戦した。前半アディショナルタイムにセネガル代表FWサディオ・マネが強烈なミドルシュートを決めて先制。さらに後半26分には、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノもネット揺らしてリードを広げた。
しかし、後半38分にオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクからのバックパスを受けたアドリアンに対し、ハイプレスを仕掛けたサウサンプトンFWダニー・イングスが縦パスをカット。跳ね返りがそのままゴールに転がり混んで、サウサンプトンが1点を返した。
肝を冷やしたリバプールだったが、そのまま2-1で逃げ切って連勝を飾った。ユルゲン・クロップ監督は「83分、アドリアンは『ここまで良いプレーをしてきたし、アリ(アリソン)のようにミスをして、試合を少しオープンなものにしないとね』と考えたんだろうね」とジョークでアドリアンのミスを一笑に付した。「アリだって同じことをした。試合に勝てさえすれば問題ないよ」とスペイン人GKを擁護している。
アドリアンは昨季限りでウェストハムを退団し、今月5日にリバプールと契約したばかり。プレミアリーグ開幕戦でアリソンが負傷して早速デビューを果たすと、14日にUEFAスーパーカップ・チェルシー戦ではPKストップでタイトル獲得に貢献した。優勝後にスタジアムに乱入したファンとの接触で足首を負傷したとも伝えられていたが、試合出場には問題なかったようだ。