「ベンゼマ、アウト!」 仏紙、脅迫事件関与疑惑のエースのEURO欠場を示唆

被害者のヴァルブエナも出場は不透明

 レアル・マドリードのフランス代表FWカリム・ベンゼマは来年の欧州選手権(EURO)でその姿を見ることはできないかもしれない。仏地元紙「レキップ」では、一面で「ベンゼマ、アウト ヴァルブエナ、?」の見出しで、エースのEURO欠場を示唆している。

 ベンゼマは代表の同僚MFマテュー・ヴァルブエナが映るセックステープをめぐる脅迫事件に関与したとして11月4日に逮捕、起訴されていた。ベンゼマ本人はヴァルブエナを守るための仲介役を務めていたと主張していたが、ヴァルブエナが「ベンゼマは僕をだまそうとしていた」と証言したことでその立場は一気に危うくなった。

 現在までにベンゼマは有罪判決を受けておらず、所属のレアルでは公式戦に出場している。しかし、今後裁判が続けば、EURO本大会への出場の可能性が低いと見られている。

 また、記事の見出しでクエスチョンマークが付けられているように、被害者側のヴァルブエナに関しても大会不参加となる可能性があるようだ。母国開催で、2000年大会以来の優勝を目指すフランスだが、貴重な得点源であるベンゼマ、そして巧みなテクニックで好機を演出する攻撃的MFのヴァルブエナの2人を欠いてEUROを戦うことが現実味を帯びている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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