「魔術師はいまだ健在」 中村俊輔、“伝説FKトップ5”を英メディア選出「不滅の存在」
41歳中村がキャリアを通して決めたFKを特集 「信じられないような話だが…」
今夏J2リーグの横浜FCに加入した元日本代表MF中村俊輔は14日、天皇杯3回戦の横浜F・マリノス戦に先発出場。試合には1-2で敗れたものの、横浜FMとの古巣対決、52歳の“キング”元日本代表FW三浦知良との共演は大きな注目を集めることになった。一方、英メディアは中村の最大の武器であるFKに脚光を当てており、キャリアを通して決めた「トップ5」を選出している。
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2005年にスコットランドの名門セルティックに移籍した中村は、リーグ3連覇やUEFAチャンピオンズリーグ(CL)での活躍、年間最優秀選手にも選出されるなど、在籍4シーズンでレジェンドと認められる活躍を披露。09年のエスパニョール移籍を経て、10年に横浜FMへの復帰を果たした。17年にジュビロ磐田へ移籍するも、度重なる負傷に苦しめられ、獲得に動いた名波浩前監督も今季途中に退任。本領を発揮し切れないまま、今夏に横浜FCへと活躍の場を移した。
今年6月で41歳となり、大ベテランの域に達している中村だが、キャリアを通して世界を驚かせてきたのは、やはり伝家の宝刀と言えるFKだろう。英スポーツ文化情報サイト「JOE」は、「中村の5つのFKの教科書」と見出しを打って報じ、「信じられないような話だが、セルティックにいた日本のセットプレーの魔術師はいまだ健在だ」と説明したうえで、中村の偉大なキャリアを象徴する5本の直接FK弾をピックアップしている。
5位は2006-07シーズンのCLグループステージ初戦でマンチェスター・ユナイテッドを相手に約28メートルの距離から叩き込んだ伝説のFKだ。「なす術もないファン・デル・サール」と、当時ユナイテッドの守護神を務めていた元オランダ代表GKエドウィン・ファン・デル・サールが微動だにできなかったことに対し、「可哀想なエドウィン。彼にとってはただ全く気の毒なことだった」と綴っている。