「ブンデスは壁を打ち破るべき」 インテル加入FWが持論「1選手獲得に120億円を…」
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今夏マンUからインテルに移籍したルカク 独クラブの若手育成力に敬意も…
新シーズンからイタリア・セリエAの強豪インテルでプレーするベルギー代表FWロメル・ルカクが、ドイツのポータルサイト「T-Online」のインタビューに応じ、ブンデスリーガについての意見を語っている。
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ルカクは今夏の移籍市場で、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドからインテルへと移籍した。アントニオ・コンテ新監督が熱望した戦力であり、背番号も「9」を与えられて活躍が期待されている。
ルカクはブンデスリーガについて、「世界でも最も興味深いリーグの一つだ。それはドルトムントやシャルケなどの、若いタレントが見られるチームがあるからだ」とコメントしている。その一方で、移籍金を低く抑えがちなことについての意見も話した。
「ブンデスリーガのクラブは、壁を打ち破るべきなのかもしれない。もしかしたら、一つのクラブが1人の選手に1億ユーロ(約120億円)を費やす必要があるのだろう。一方で、彼らが若い選手を、特にアカデミーから育てる意志を持っていることに敬意を表したい。彼らが、次の世代のスーパースターになるからだ」
ルカクはスペインやイングランド・プレミアリーグに、最高級の才能が流出しがちな現状を踏まえてこう話している。若手の成長を促すようなクラブ方針には敬意を払いつつ、どこかでドイツのクラブがマネーゲームを受けて立つ姿勢があっても良いとの見解を示した。
ドイツではバイエルン・ミュンヘンがリーグ7連覇中と、絶対王者として君臨しているが、それでも「移籍金1億ユーロ」を用意するのが珍しくなくなったビッグネームの移籍報道で、その名前が挙がることはほとんどない。果たして、ルカクが指摘したブンデスリーガのクラブによるマネーゲーム参戦は、今後の一つの流れとして生まれるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)