実刑判決の可能性高まるベンゼマ 脅迫事件の被害者ヴァルブエナの告発を弁護士が非難 

「彼の発言は痛手にはならない」

 レアル・マドリードFWカリム・ベンゼマは、フランス代表の同僚が映ったセックス・テープを巡る脅迫事件への関与の疑いで、11月4日に逮捕、起訴された。被害者となったリヨンのフランス代表MFマテュー・ヴァルブエナが公にベンゼマを激しく批判したことで、レアルのエースストライカーは懲役5年の実刑判決を受けることが現実味を帯びている。窮地に立つベンゼマの弁護士は、告発したヴァルブエナを非難している。フランス地元テレビ「インフォスポーツ」で語ったもの。

「私はヴァルブエナがこの件で発言を続けることは、いいアイデアとは思わない。彼の発言は(ベンゼマにとっての)痛手にはならない。私はベンゼマとともに、彼がそのようなことをする人間ではないことを証明するために努力する」

 弁護士を務めるアラン・ヤクボウィッツ氏は、こう語った。

 ベンゼマは脅迫事件の関与で、パリ近郊のベルサイユの警察署で身柄を拘留された。フランス代表の活動期間中に、強盗罪で前科を持つ幼なじみからの依頼で仲介役を務めたことを認めている。恐喝罪と共謀罪で起訴されたが、レアルのフロレンティーノ・ペレス会長は「善意による仲介だった」と声明文を発表し、ストライカーの潔白を主張。現在はマドリードに戻り、公式戦にも出場しているベンゼマだが、渦中のヴァルブエナがフットボール界を揺るがすスキャンダルについて地元紙「ルモンド」で語った。

 

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