久保建英、レアルBレオネサ戦の“鋭い輝き”を現地メディア分析 「成長を続けている」

鋭いドリブルをカスティージャで見せたMF久保建英【写真:Getty Images】
鋭いドリブルをカスティージャで見せたMF久保建英【写真:Getty Images】

キレのあるプレーで攻撃を牽引して孤軍奮闘 「若き日本人はゴールを探求し続けた」

 レアル・マドリードの日本代表MF久保建英は現地時間14日、カスティージャ(Bチーム)の一員として3部クルトゥラル・レオネサとのテストマッチ(0-3)にフル出場し、懸命に攻撃を牽引した。スペインメディアは「久保は成長を続けている」と、力なく敗れたチームのなかで孤軍奮闘した活躍を称えている。

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 ここまでトップチームのプレシーズンマッチで計4試合に途中出場した久保。その後はカスティージャの試合とトップチームの練習を兼任する形が続き、14日はカスティージャの一員として、レオネサとのテストマッチに4-4-2の右MFで先発した。

 立ち上がりから果敢にドリブルを仕掛け、前半11分にはペナルティーエリア左で相手選手を抜いて強烈なグラウンダーのシュート。その6分後には右サイドで縦パスを受けてワンタッチでマーカーを置き去りにし、ドリブルで縦に突破すると、左サイドに展開して味方のシュートチャンスを作った。

 2点ビハインドで迎えた前半40分には、右サイドのスペースに走り込んだ久保がフリーで左足を振り抜くもシュートはGK正面。後半19分、20分にも立て続けにチャンスを迎えたが、相手GKレアンドロの好セーブに阻まれた。同24分、久保は左サイドで相手選手と対峙すると、左足裏でボールをコントロールして右足に持ち替え、左足でキックフェイントを入れた後にすかさず左足アウトサイドでボールを弾き、鮮やかな股抜きを決めた。マーカーはなす術なく、ファウルで行く手を阻んだが、久保は最後までゴールを割れずにチームは0-3で敗れた。

 スペインメディア「エル・エスパニョール」は、「久保は成長を続けている:カスティージャ敗戦の中で彼の輝き」と見出しを打ち、孤軍奮闘を見せた久保のプレーにフォーカスして報じている。

「久保建英は非常に鋭いパフォーマンスで、クオリティーを見せつけた。久保はメレンゲ(レアルの愛称の一つ)の攻撃を支配したが、27分のディオニのゴールはチームの精神を弱体化させた。若き日本人はゴールを探求し続けた」

 当初の予定通りカスティージャの一員として開幕を迎えるのか、噂されるスペイン1部バジャドリードへの期限付き移籍か、それとも早期でのレアルのトップチーム昇格か。久保の動向には、引き続き多くの視線が注がれることになりそうだ。

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