バイエルン、重傷サネの高額移籍金を“値引き”要求か 獲得で描く「3つのシナリオ」は?
サネ獲得のポイントはオファー提示の“タイミング”か
マンチェスター・シティのドイツ代表MFレロイ・サネが右膝前十字靭帯を損傷したことで、バイエルンは獲得を断念したと思われている。しかし、ドイツ誌「シュポルト・ビルト」によれば、ドイツ王者はまだサネ獲得の可能性を探っているようだ。
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今夏の補強リスト最上位にサネを据えていたバイエルンだが、サネは現地時間4日に行われたリバプールとのコミュニティシールドで負傷。復帰は早くとも来年2月と見込まれており、今季のシーズン大半を棒に振ることが確実となっている。
しかし、バイエルンはそれでもサネを諦めるつもりがないようだ。「シュポルト・ビルト」誌によると、ドイツ王者はサネの獲得によっぽど自信があったとみられ、メディカルチェックを9日に行うことで予定を押さえていたとのこと。負傷で実現はしなかったが、クラブ内では現在、サネ獲得に向けた“3つのシナリオ”について議論が行われているという。
1つ目のシナリオが、今夏中のサネ獲得の実現だ。シティは契約解除金を1億4500万ユーロ(約171億円)もの高額に設定していると言われているが、長期離脱を受け、交渉次第ではこれが減額される可能性もある。それを見込んでオファーを提示するというものだ。
2つ目のシナリオは、冬の移籍市場での獲得。その場合、バイエルンはサネのリハビリ具合を慎重に見守り、様子を見ていくことになる。
そして最後のシナリオは、来夏の移籍市場での獲得だ。上手くいけばサネが完全復帰してからの加入となるため、補強という意味では納得のいく選択肢となるが、来夏まで待つというのはバイエルンにとってはリスキーだろう。サネとシティの契約は2021年まで。シティは契約延長を見込んでおり、年俸大幅アップでのオファーを提示する可能性が高いからだ。
ドイツ移籍市場の閉幕日は9月2日。果たしてバイエルンは、それまでにオファーを提示するのだろうか。首脳陣がどのような結論を出すのか、注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)