ファン・ハール流こそ正義! 愛弟子のミラン元監督が批判集中の恩師を擁護
評価すべきは「スタイル」でなく「結果」
それでも、現役時代に「教授」の異名を取り、14年に古巣ミランで監督デビューを果たしているセードルフ氏は、監督の評価はそのスタイルではなく、結果ですべきであると強調した。ファン・ハール監督はアヤックス、バルセロナ、AZ、バイエルン・ミュンヘンと率いたクラブでリーグ制覇を果たしている。
「彼のことが好きか、好きじゃないかはどちらでもいい。彼のチームのプレースタイルが好きでも、好きじゃなくてもいい。だけど、フットボールにおいて結果を出す方法は一つじゃない。どんな監督も各々の哲学で望ましい結果を得ようとする権利がある。彼らは順位表のトップに近いところにいるんだ。私は彼らに今のプレーを続けてほしい」
ユナイテッドはプレミアリーグ第13節終了時点で、勝ち点27の2位につけている。28日には勝ち点差1で首位のレスターと直接対決を控えており、勝利すれば文句なしで首位浮上となる。現実主義を貫くオランダ人指揮官は、教え子の主張どおりに結果で周囲の雑音をかき消すことができるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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