レアル久保、Bチームで「最新ショー」披露 美技連発に現地称賛「ジダンに“名乗り”」
4-4-2の右MFとしてフル出場 3部レオネサに0-3敗戦も、自慢のテクニックを発揮
レアル・マドリードの日本代表MF久保建英は、現地時間14日に行われたカスティージャ(Bチーム)のテストマッチに先発フル出場。3部クルトゥラル・レオネサに0-3と敗れたなかで、巧みなテクニックで攻撃をリードした。その孤軍奮闘とも言える活躍を、スペインメディアは「最新ショー:突破と股抜きでジダンに“名乗り”」と伝えている。
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トップチームの遠征に帯同し、インターナショナル・チャンピオンズカップとアウディカップの計4試合に途中出場した久保。その後はカスティージャの試合とトップチームの練習を兼任する形が続いている。14日はカスティージャの一員として、レオネサとのテストマッチに4-4-2の右MFで先発した。
前半11分にはドリブルで持ち込み、ペナルティーエリア左で相手選手を抜いて強烈なグラウンダーのシュートを放つもわずかに枠外。同17分には、右サイドで縦パスを受けてワンタッチでマーカーを置き去りにし、ドリブルで突破。左サイドに展開して味方のシュートチャンスを作った。
カスティージャは前半28分、同34分と失点して前半を折り返すと、後半5分にもゴールを献上。久保は0-3で迎えた後半19分、左サイドからの折り返しにファーサイドで合わせたがシュートは相手GKが阻止。その1分後にもショートカウンターから久保にペナルティーエリア内でチャンスが訪れるも、右足の一撃は飛び出してきたGKのファインセーブに遭い、結局0-3で敗れた。
もっとも、久保が際立っていたのは間違いなく、スペインメディア「エル・デスマルケ」は「久保の最新ショー:突破と股抜きでジダンに“名乗り”」との見出しで、ジネディーヌ・ジダン監督にアピールしたとレポートしている。
「久保建英はレアル・マドリードが想定していた以上のハイレベルにあることを示し続けている。セカンドチームに追いやられ、バジャドリードがレンタル先の有力候補だ。そのなかで、日本のスターはドリブルとボールタッチのスキルを存分に披露。対戦相手はファウルでしか彼を止められなかった」