久保建英は「ハイライトだった」 ラウール率いるレアルBの“象徴”として地元紙評価

【写真:Yukihito Taguchi】
【写真:Yukihito Taguchi】

テストマッチでレオネサ相手に0-3で敗れるも、随所に違いを作るプレーで攻撃を牽引

 レアル・マドリードの日本代表MF久保建英は、現地時間14日に行われたカスティージャ(Bチーム)のテストマッチに先発フル出場。3部クルトゥラル・レオネサに0-3と敗れたなかで、右サイドから違いを作って存在感を示した。スペイン紙も「久保はカスティージャのハイライトだった」と、そのプレーを高く評価している。

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 トップチームの遠征に帯同し、インターナショナル・チャンピオンズカップとアウディカップの計4試合に途中出場した久保だが、8月7日のザルツブルク戦(1-0)、11日のローマ戦(2-2)はメンバー入りならず。カスティージャの試合とトップチームの練習を兼任する形が続いている。

 14日はカスティージャの一員としてレオネサとのテストマッチに出場。4-4-2の右MFに入ると、前半11分にはドリブルで持ち込んでペナルティーエリア左で再びボールを受け、フェイント一つでマーカーを抜いて左足を一閃。グラウンダーのシュートはわずかに枠を外れた。

 さらに前半17分には、右サイドで縦パスを受けてワンタッチでマーカーを置き去りにし、ドリブルで突破。左サイドに展開して味方のシュートチャンスを演出するもゴールならず。逆にカスティージャは前半28分、同34分と失点して2点のビハインドを背負った。

 前半40分には、右サイドのスペースに走り込んだ久保がフリーで左足を振り抜いたシュートはGK正面を突く。0-3となった後半19分、左サイドからの折り返しに久保がファーサイドで合わせたがシュートは相手GKが阻止。その1分後にもショートカウンターから久保にペナルティーエリア内でチャンスが訪れるも、右足の一撃は飛び出してきたGKのファインセーブに遭い、結局0-3で敗れた。

 敗戦のなかで、違いを生み出したのは間違いなく久保だった。スペイン紙「AS」は「久保はラウール率いるカスティージャのハイライトだった。90分間の彼のパスとドリブルのレパートリー」と題して、1分31秒に凝縮した“久保の好プレー集”を展開。「カスティージャの日本人スターは、運がなくクルトゥラルの前に敗れたが、素晴らしいレベルのプレーでクオリティーを示した」と称えている。

 トップチームは17日にセルタ戦、カスティージャは25日にラス・ロサス戦でシーズン開幕を迎えるが、久保はどのように起用されていくのだろうか。

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