“第2のヴァーディ”を探せ! 岡崎の相棒が次代のスターを生み出すアカデミーを設立

自身も3年前まで5部のクラブでプレー

 プレミアリーグ得点ランキングトップを走るレスターのFWジェイミー・ヴァーディが、自ら“第2のヴァーディ”を生み出そうとしている。アマチュア選手からわずか3年でイングランド代表まで登り詰めたストライカーは「V9 Academy」というノンリーグのアカデミーを開設し、次代のスターを生み出そうとしている。英国営放送「BBC」が報じている。

 ヴァーディは2012年まで英5部相当のカンファレンス・ナショナルというカテゴリーのフリートウッド・タウンというクラブでプレーするアマチュア選手だった。自身の経験を踏まえ、ノンリーグでプレーする選手たちや、試合出場から遠ざかっている選手に必要なプレー機会を与えるべくアカデミーの設立を決意した。

「多くの選手たちがかつての僕と同じような境遇にあることを知っている。彼らには機会が必要なんだ。たくさんの選手たちが早い段階で育成システムから脱落していく。僕の場合は16歳の時に所属していたシェフィールド・ウェンズデーでそうなった。クラブの人間は僕の背が小さ過ぎると考えたんだ。戻ってくるのは難しいと感じたのを覚えている。僕は自分に与えられたようなチャンスをみんなにも得てほしい。ノンリーグにも才能ある選手が何人もいるんだ」

 28歳で代表デビューを果たすなど、フットボーラーとしては遅咲きのヴァーディだが、今ではプレミアリーグの得点王争いを演じ、リーグタイ記録となる10試合連続ゴールを達成するなど、まさに時の人となっている。

 「V9 Academy」では2016年5月からノンリーグ所属選手の中から志願者を募り、セレクションを行う。そして、最大60名が2017年夏に1週間に渡るコースを受けることになるという。ヴァーディ同様、再びアマチュアからスターダムへの階段を駆け上がる選手は登場するのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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