屈辱の無冠継続… CS準決勝で敗れた浦和ペトロヴィッチ監督「運に味方されなかった」

オウンゴールのチャンス一転、カウンターで決勝点献上

 浦和レッズを率いるミハイロ・ペトロヴィッチ監督の、国内三大タイトル獲得の夢はまたしても目前で儚く消えた。

 2006年に来日してから10年目。サンフレッチェ広島を6年率い、そして浦和レッズで4年目のシーズンを迎えた指揮官は、これまでJリーグ、ナビスコカップ、天皇杯のタイトルを獲得したことがない。リーグ戦終盤まで首位、あるいは決勝の舞台に立っても、勝利の女神は微笑まなかった。

 2ステージ制が復活した今季は、ファーストステージで頂点に立ち”タイトル”は手にしたものの、もちろん、狙うはリーグ王者の称号。しかし、年間で2位に転落して臨んだガンバ大阪とのチャンピオンシップ(CS)準決勝で、その野望はまたも潰えた。

 試合後、「冷静になるのはなかなか難しい」と切り出したペトロヴィッチ監督は、120分の死闘を繰り広げた選手たちをまずは称えた。

「後半、非常に素晴らしい攻撃を選手たちが仕掛けて同点に追いつけた。その後も得点できるチャンスを我々は作れたし、選手たちが勝利するためにすべてを出し、ベストを尽くして戦ってくれた。それ故に、勝利できなかったことを私は残念に思うし、非常に悲しく思う。選手たちは自分たちの持てるすべてを出してくれた。彼らの頑張りが勝利として報われなかったことが残念でならない」

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