「バイシクルの決定版」 松井大輔、圧巻アクロバティック弾がJ2月間ベストゴール認定
7月27日の千葉戦でこぼれ球にジャンプ一番、豪快なオーバーヘッドシュートを炸裂
Jリーグは14日、各カテゴリーの7月度月間ベストゴールを発表。J2は横浜FCの元日本代表MF松井大輔が7月27日のジェフユナイテッド千葉戦(3-1)で決めた、鮮やかなオーバーヘッドキックが選出された。38歳の年齢を感じさせないアクロバティックな一撃に、選考委員からも「バイシクルシュートの決定版!」「なかなかお目にかかれない」と称賛の言葉が送られた。
千葉戦は前半8分に先制を許すも、同36分に松井がゴール前のこぼれ球を押し込んで同点。拮抗した展開のなかで迎えた後半20分だった。
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横浜FCは右サイドでスローインを獲得。DF北爪健吾がロングスローでペナルティーエリア中央にボールを放り込む。ニアサイドでの競り合いからワンバウンドして浮いたボールに38歳の松井が反応。ジャンプ一番、体を捻りながら右足で豪快なオーバーヘッドシュートを繰り出し、鮮やかに逆転のゴールネットを揺らした。
松井のゴールには、2010年の南アフリカ・ワールドカップで共闘した日本代表FW岡崎慎司(マラガ)が拍手の絵文字で反応し、同じアテネ五輪世代の元日本代表MF石川直宏氏(現・FC東京クラブコミュニケーター)も「何あのゴール」とコメントするなど反響を呼んでいたが、14日に発表された7月度のJ2月間ベストゴールに堂々選出された。
原博実委員は「これほどきれいなオーバーヘッドキックはなかなかお目にかかれない。松井大輔、まだまだ若い」と評価。柱谷幸一委員も「これこそがバイシクルシュートの決定版! 創造性とテクニックから生まれた松井大輔にしかできないスーパーゴール!」と称えている。
松井はJリーグを通じて、「オーバーヘッドキックでのゴールは、プロサッカー選手のキャリアの中でおそらく初めてだったので、子供のころからずっと練習してきて良かったなと思います」と明かしている。横浜FCには今夏、41歳の元日本代表MF中村俊輔が電撃加入。52歳の元日本代表FW三浦知良を含めたベテラントリオは大いに注目を集めそうだ。