G大阪をCS決勝に導く”神セーブ”連発の東口 劇的な展開に「やっぱりサッカーやな」
体を投げ出し触れたボールはポストに…
延長戦に入り、試合終了2分前まで同点のまま試合は進んだ。東口は「PKになっても自信はあったので、どっちでも良かった」と振り返っているが、最後に劇的な展開が待っていた。延長後半12分、DF丹羽のバックパスが高く浮いてしまい、自陣ゴールへ一直線。東口は体を投げ出し、かすかにボールに触れる。ボールは左のポストを叩き、間一髪のところで失点は免れた。そして、東口はこぼれ球を前線に素早くつなぐと、カウンターから藤春の決勝点につながった。
「ああいうので入らなくて、あのプレーからこっちが追加点を取るっていうのは、やっぱりサッカーやなと思いました」
延長後半終了間際にFWパトリックも追加点を決め、3-1で勝利。試合のマン・オブ・ザ・マッチにも選出された守護神の活躍が光り、昨季王者のG大阪は、広島の待つCS決勝へ駒を進めた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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