120分の死闘の末に年間3位のG大阪が勝利 ミシャ体制の浦和はまたもリーグ制覇ならず
延長後半に藤春、パトリックが2ゴール G大阪がCS決勝へ
Jリーグチャンピオンシップ(CS)準決勝が28日、埼玉スタジアムで行われ、ファーストステージ王者で年間2位の浦和レッズと、昨季三冠王者で年間3位のガンバ大阪が激突した。
序盤から一進一退の攻防が繰り広げられたゲームは、ホームの大歓声を背に受ける浦和が主導権を握り、G大阪がカウンターを仕掛ける予想通りの展開。浦和は前半14分、柏木のCKのこぼれ球を李が左足のダイレクトボレーで狙う。地面にたたきつけられたシュートは高くバウンドし、これを浦和のキャプテン阿部が頭でコースを変えて狙ったが、ゴール左へわずかに逸れた
一方のG大阪も反撃。同18分にカウンターからパトリックがドリブルで持ち上がると、並走していた阿部へラストパス。ダイレクトで右足を振り抜いた強烈な一撃は、ゴール左ポストを叩いた。その後も攻守が目まぐるしく変わる展開が続いたが、0-0のままハーフタイムを迎えた。
スコアが動いたのは後半2分。浦和が低い位置でパスを回していたところに、G大阪が激しくプレス。那須が森脇へ送った縦パスを大森が素早い出足でカットすると、中央に待っていた今野へ。これを今野は倒れ込みながらも正確なシュートでゴール右隅に決めて、G大阪が先制した。