サラゴサ移籍の香川、海外記者の鋭い“減俸質問”に毅然と回答 「お金が減ろうが…」
「お金が重要じゃないという気はない」と前置きしつつ、スペイン2部での挑戦に意欲
スペイン2部レアル・サラゴサへ移籍した日本代表MF香川真司は、現地時間13日に行われた加入記者会見に登壇。海外記者から「サラリーが減ったことについて」と鋭い質問が飛ぶと、「サッカー選手である以上、お金が重要じゃないという気はない」としつつ、「僕はお金が減ろうが特に考えることはなかった」とスペインでの挑戦、サラゴサの環境を選んだ決断にこだわりを見せた。
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香川は昨季ドルトムントでルシアン・ファブレ監督の構想外となり、ベンチ外の試合が続いた。シーズン途中にはトルコ1部ベジクタシュへの期限付き移籍を決断。リーグ戦14試合4得点を記録したが、絶対的なレギュラーを奪うには至らなかった。
今オフにレンタル期間満了となり、保有権がドルトムントに戻ったが、プレーシーズン期間中は遠征に帯同せずに新天地を探していた。8月9日にスペイン2部サラゴサとの契約が正式決定。13日に加入記者会見に登壇した。
会見ではサラゴサを選んだ理由やスペインがなぜ特別なのかなどに話題が及んだが、海外記者から「サラリーが減ったことについて」と鋭い質問が飛んだ。香川は毅然とした表情で返答している。
「もちろんサッカー選手である以上、お金が重要じゃないという気はないし、そうやって勝ち獲ってきたというものはある。ただそれ以上に、ここでのチャレンジ、ここでやれることを幸せに感じているので、そこまで僕自身はお金が減ろうが、特に考えることはなかった。ここでまたチームとともに勝ち獲って、1部に昇格していければいいと思う」
イングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドに移籍した当時に比べれば、スペイン2部での挑戦による減俸は、傍から見れば覚悟のいる決断かもしれない。しかし、香川は「特に考えることはなかった」と言い切る。今季のスペイン2部には、日本代表で共闘してきたFW岡崎慎司(マラガ)、MF柴崎岳(デポルティボ・ラ・コルーニャ)がおり、切磋琢磨してきた同志たちとともにさらなる成長を誓っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)