クロップ監督がリバプールの”ガラスのエース”に苦言 「練習が必要だ」
厳しい言葉に潜む完全復活への期待
昨季以降、稼働時間があまりに短いストライカーについて、クロップ監督は「自分の体は練習の新たな強度に慣れようとする。今回は深刻な痛みなのか、単なる筋肉痛か学ばなければいけない」と語っている。前線からの強烈なプレッシングが生命線となるクロップ流戦術の「ゲーゲンプレス」は、選手に豊富な運動量を要求する。離脱を繰り返すスターリッジは、練習で生じる体の痛みにあまりに敏感になっているのかもしれない。
「ダニエルは長いリハビリから復帰後、5週間練習して、親善試合をしただけ。これで最高の状態かもしれないが、もちろん世の中はそんなものではない。我々は最善策と最も早い解決を行わなければいけない。残念ながら、あまりに長い期間に渡り、我々は辛抱してくれと言わなければいけない。みなさんに申し訳ないし、私も残念だし、彼にも気の毒に思う」
スターリッジを欠きながらもチェルシー、マンチェスター・シティを撃破するなど水際立った手腕をアンフィールドで示しているクロップ監督は、スターリッジの完全復活を待ち望んでいた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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