開幕戦は出場なしも… ニューカッスル指揮官、武藤の“構想内”強調「非常によくやっている」

ブルース監督から期待を寄せられているニューカッスルFW武藤嘉紀【写真:Getty Images】
ブルース監督から期待を寄せられているニューカッスルFW武藤嘉紀【写真:Getty Images】

アーセナル戦で交代枠を1つ残して敗戦 ブルース監督は「バランス」を理由に挙げる

 プレミアリーグは先週末、2019-20シーズンの開幕戦が各地で行われた。ニューカッスルの日本代表FW武藤嘉紀は、アーセナル戦でベンチ入りを果たしたものの最後まで出場機会は訪れず。チームも0-1で敗戦を喫した。しかし、試合後の記者会見で指揮官のスティーブ・ブルース監督は「バランスを取ることがとにかく大事だった」と起用しなかった理由を明かしつつ、武藤への信頼を強調した。地元メディア「クロニクル・ライブ」が報じている。

 ニューカッスルのプレミアリーグ開幕戦は、強豪アーセナルとの一戦となった。拮抗した展開を続けていたが、後半に失った1点に泣き、0-1の敗戦を喫している。

 この試合、ブルース監督は先発にパラグアイ代表FWミゲル・アルミロンと新加入のブラジル人FWジョエリントンの2人を前線で起用。1点を追う状況となった後半22分には、こちらも新加入のフランス人FWアラン・サン=マクシマンを投入。しかし、最後までゴールを奪えず、交代枠を残したまま黒星スタートとなってしまった。

 試合後の記者会見では、プレシーズン中に好調を維持していた武藤を起用しなかったことに関する質問が飛んだ。指揮官は「ピッチ上に3人のストライカーがいた。バランスを取ることがとにかく大事だった」と主張し、武藤を起用しなかった理由を明かしている。

 そのうえで、ブルース監督は武藤のことを高く評価していると続けた。

「私がクラブに来て以来、武藤は非常によくやっている。今日は彼を使わなかったが、彼は私の構想にしっかりと含まれている。私がここに来てから3週間半が経ったが、私が出会った人は全員がポジティブだよ」

 開幕戦こそ出場機会を与えられなかった武藤だが、チームが初戦に敗れて迎える今後の戦いでは、より一層の注目が集まることになりそうだ。

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