日本代表FW前田大然は“秘密兵器”と現地紙評価 “適応力”も指摘「信頼を勝ち取った」
開幕戦スポルティング戦で途中出場 ピッチ外でも「文化に適応する努力」に称賛
日本代表FW前田大然は今夏、期限付き移籍でポルトガル1部マリティモに加入した。現地時間11日に行われた開幕戦のスポルティングCP戦(1-1)で途中出場して“デビュー”を飾ったなか、現地紙は前田を“秘密兵器”と称し、そのコミュニケーション能力にも太鼓判を押している。
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抜群のスピードを武器とする前田は、昨季のJ2で29試合7得点を記録し、松本山雅FCの優勝とJ1昇格に貢献。今季はJ1初ゴールを挙げるなど成長を続け、今夏開催されたコパ・アメリカ(南米選手権)の日本代表にも選出された。コパ・アメリカでは2試合に出場すると、スペインの名門バルセロナへの移籍が噂されるなど欧州からの興味を集め、最終的にマリティモ移籍が決定している。
そして迎えた強豪スポルティングとの開幕戦、前田は1-1の後半11分から出場した。勝ち越しゴールを奪うことはできなかったが、ポルトガル紙「レコルド」は「ダイゼン・マエダは、スポルティングを驚かせるためにヌノ・マンタ監督の用意してきた“秘密兵器”だった」と紹介。持ち前のスピードを武器に、その役割を遂行したと評価している。
そうしたピッチ上での評価とともに、同紙は「21歳のスピード溢れるストライカーは、ファンとチームメートの信頼を勝ち取った」とも主張し、その理由として「まったく異なる文化に適応する努力」を指摘。特徴的なプレースタイルだけでなく、海外の地で積極的にコミュニケーションを取って溶け込もうとする姿勢が、早くも現地で受け入れられている要因のようだ。
Jリーグ屈指のスピードスターとして鳴らした前田。その特徴は指揮官にとって“秘密兵器”となるほど通用することを認められており、周囲とのコミュニケーションにも問題はない様子。驚異のスピードでピッチを疾走する前田は、ポルトガルの地でどれだけのインパクトを残すことになるのだろうか。