フローニンゲン堂安、数的劣勢での意地の一撃回想 「これで勝ったらカッコいいな…」
2人退場者を出し、同じG大阪出身の中村にゴールを許すなか、自身も意地の今季初得点
オランダ1部フローニンゲンの日本代表MF堂安律は、現地時間10日のリーグ第2節トゥウェンテ戦(1-3)で今季初ゴールを挙げた。前半に2人の退場者を出し、同じガンバ大阪出身の19歳FW中村敬斗との対決に敗れる形となったが、意地のゴールについて「これで勝ったらカッコいいなと思ってピッチに入っていた」と明かした。クラブ公式YouTubeチャンネル日本語版が、試合のハイライト動画とともに伝えている。
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フローニンゲンは堂安と日本代表MF板倉滉、トゥウェンテは中村が先発した一戦。フローニンゲンが前半でスウェーデン人MFラモン・パスカル・ルンドクヴィストとオランダ人DFミケ・テ・ウィーリクがレッドカードで一発退場となるなか、後半10分、トゥウェンテの中村にペナルティーエリア手前左から直接FK弾を決められて先制を許した。
後半25分にもVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による映像確認でトゥウェンテにPKが与えられ、フローニンゲンは2失点目。そして劣勢で迎えた後半39分だった。敵陣でボールを拾った堂安は、ペナルティーアーク付近の密集地帯で左足を一閃。目の前にいる相手選手4人の間を縫うような低空シュートはゴール前でワンバウンドし、そのままゴール右隅に突き刺さった。
後半アディショナルタイムにダメ押し点を許し、1-3で敗れたフローニンゲン。堂安はクラブ公式YouTubeチャンネルで「少し難しい試合展開になったけど、チーム全体で最後まであきらめずに戦ったと思う」と触れつつ、自身のゴールについて振り返った。
「個人的には前半2人退場者が出て、これで勝ったらカッコいいなと思ってピッチに入っていた。1点入ってからじゃなく、その前から僕は諦めていなかった」
同じ東京五輪世代であるトゥウェンテのFW中村、AZアルクマールのDF菅原由勢がオランダ挑戦で存在感を見せるなか、堂安も“先輩”の意地を見せている。