“飼い殺し”危機のイカルディ、ローマ移籍の可能性浮上 成立はクラブ間交渉の進展次第か
すでにインテルでは構想外 ジェコ獲得交渉の一部となる可能性を伊メディア指摘
インテルの前主将、アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディは新天地が決まらないまま夏の移籍市場の期間を過ごしているが、アントニオ・コンテ新監督が求めるローマのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコ獲得のために交渉に含まれる可能性が高いという。イタリア衛星放送局「スポーツ・メディアセット」が報じている。
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イカルディは昨季中に契約延長を巡ってクラブと対立。代理人で妻のワンダ・ナラ氏もSNSでクラブに批判的なメッセージを連発したことで炎上し、当時のルチアーノ・スパレッティ監督から主将の座をはく奪された。その後、ユベントスからやってきたジュゼッペ・マロッタCEOと今季から就任したコンテ監督は、イカルディが「プロジェクトから外れている」というコメントを公式に発している。
そうしたなかで、インテルは先週にマンチェスター・ユナイテッドのベルギー代表FWロメル・ルカク獲得を発表。そして、その背番号はイカルディが着けていた「9番」だった。契約の残る2年間の“飼い殺し”すら辞さない強硬姿勢を見せるインテルだが、イカルディ本人はイタリア国内移籍を求める姿勢を変えていない。
ユベントスやナポリとの交渉が進まないなかで、移籍先としてローマが浮上しているという。コンテ監督はかねてからルカクとジェコをチームに加えたいFWとしてリクエストしていることから、そのジェコの獲得に関する交渉にイカルディを加える方針で動いているという。ローマはイカルディの獲得に興味を示していて、すでに年俸750万ユーロ(約9億円)と最大150万ユーロ(約1億8000万円)のボーナスで条件はまとまっているとのことだ。
一方で、クラブ間交渉はまだまだこれからの段階。現地時間12日と13日にローマとインテルが交渉を持ち、その進展が見られるか否かが移籍成立のカギになるとされた。
移籍金という意味での評価額ではイカルディのほうがかなり高額になっており、さらにインテルは値引きに応じない姿勢をユベントスやナポリとの交渉時に見せたとされている。国内のライバルが相手であることもその要因とされるが、利害関係は一致するなかで金銭的な合意は生み出せるのか。イカルディが新シーズンにプレーする環境を見つけるためのタイムリミットは、少しずつ迫っている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)