ユナイテッド戦が今後への試金石に

　レスターのクラウディオ・ラニエリ監督は、13節終了時点でプレミアリーグ首位に立つ現状におごらず、慎重な姿勢を貫いている。チャンピオンシップ（英2部相当）からの昇格2年目で大躍進を続けている中、「我々の目標は40ポイント」と語り、今後の戦いに向けて気を引き締めていた。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。

　今季のレスターはここまでリーグ戦、8勝4分1敗で勝ち点28とし、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルら並み居るビッグクラブを抑えて首位に立っている。アーセナルのアーセン・ベンゲル監督もレスターを有力なライバルチームであると認める発言を残していたが、ラニエリ監督は自分たちのチーム力を冷静に見つめ、開幕前から目標は変わっていないと主張した。

「彼はジョークを言ったんだよ。アーセンには感謝する。でもアーセナルは本当のことは分かっているはずだ。奇妙に聞こえるかもしれないが、我々の目標はあくまで40ポイントだ」

　イタリア人指揮官は、重要なのかここからの数ヵ月であると強調した。28日には勝ち点差1で迫る2位マンチェスター・ユナイテッドとの直接対決が控える。これを皮切りに、年末年始にかけてはチェルシー、エバートン、リバプール、マンチェスター・シティという4連戦も控える。それだけにこの週末の一戦は、好調を維持できるかどうかの大事な試金石となりそうだ。