「天才的なゴール」 オーバメヤン、“トーレス比肩”の決勝弾に称賛「簡単に見えるが…」
オーバメヤンが開幕戦でトーレスの記録に並ぶゴールをマーク 「信じられない」
アーセナルは現地時間11日、プレミアリーグ開幕戦で日本代表FW武藤嘉紀の所属するニューカッスルと対戦し、1-0で勝利を収めた。エースのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンが奪った決勝弾に英メディアも注目。現在解説者を務めるジョゼ・モウリーニョ氏も「天才的だ」と絶賛している。
昨季リーグ戦5位で終えたアーセナルは、リヨンからコートジボワール代表FWニコラ・ぺぺ、セルティックからスコットランド代表DFキーラン・ティアニー、チェルシーからブラジル代表DFダビド・ルイスを獲得する大型補強を敢行。優勝争いに参戦するだけの戦力を備え、新シーズンを迎えた。
アウェー戦に難を抱えてきたアーセナルは開幕でニューカッスルのホームに乗り込んだ。試合は前半20分にポスト直撃のシュートを見舞われるなど危ない場面もあったが、0-0で迎えた後半13分、エースがスコアを動かす。DFエインズリー・メイトランド=ナイルズが高い位置でボールを奪うと、右サイドを突破しアーリークロスを供給。裏に抜け出したオーバメヤンが巧みなタッチを見せ、そのままループ気味のシュートを流し込み、ネットを揺らした。
英紙「ザ・サン」は「オーバメヤンがトーレスに比肩する信じられないゴール」と見出しを打って報道。そのゴールを称賛しつつ、プレミアリーグ50試合で33ゴールという個人成績に触れ、リバプール時代の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス(現サガン鳥栖)の記録に並んだことを紹介している。
また、英紙「メトロ」は「モウリーニョがオーバメヤンの天才的ゴールを絶賛」と取り上げ、モウリーニョ氏のコメントを紹介。「あのコントロールは簡単に見えるが、簡単じゃないんだ。天才的だよ。フィニッシュも美しかった」と惜しみない賛辞を送っている。
昨季チームはトップ4を逃す結果となったが、オーバメヤンは22ゴールで得点王に輝いた。今季もアーセナルが躍進するうえで、オーバメヤンの働きが鍵を握るのは間違いなさそうだ。