クロップ監督がかつての教え子ムヒタリアンを大絶賛 「世界で最も才能ある一人」

獲得への伏線か!?

 リバプールのユルゲン・クロップ監督が、古巣ドルトムントのアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンを「世界で最も才能ある一人」と大絶賛した。英地元紙「デイリー・メール」が報じている。

 昨季限りで2008年から務めたドルトムント監督の座を退任。休養期間に入っていたクロップ監督だったが、成績不振で解任となったブレンダン・ロジャース前監督の後任としてリバプールの新監督の仕事を引き受けた。就任直後からドルトムント時代の教え子獲得のうわさが流れるなど、いまだ前所属クラブとの結びつきは強い。

 そうした中、48歳のドイツ人指揮官は13年からドルトムントでプレーするムヒタリアンについて「彼は世界で最も才能ある選手の一人。私の心の中では疑いのないことだ」と語り、高い評価を口にした。クロップ監督はアルメニアが誇るスーパースターへの賛辞を惜しまなかった。
 
「彼はとてつもないスピードとテクニックを併せ持っている。そんな選手はとても、とても希少だ。チェスの世界でもベストプレーヤーがアルメニアから生まれるのもムヒタリアンを見ていれば理解できる。他の国もチェス選手を生み出しているが、アルメニアでは我々の予測をはるかに上回るような選手を輩出している」

 ムヒタリアンは、母国語のアルメニア語だけでなく英語、ドイツ語など6カ国語を自由に操る知性も持ち合わせている。クロップ監督も絶賛する攻撃的MFは、トーマス・トゥヘル監督新体制で日本代表MF香川真司、ドイツ代表MFマルコ・ロイス、ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンと共に「ファンタスティック4」と称される攻撃ユニットを形成。リーグ12試合で5得点6アシストを記録するなど極上の輝きを放っている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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