クラブ史上最多勝ち点に17戦無敗… 歴史を塗り替えたFC東京のフィッカデンティ監督が退任
2年間指揮したJ初のイタリア人監督 天皇杯で有終の美を飾れるか
FC東京は27日、マッシモ・フィッカデンティ監督と来季の契約を更新しないことを発表した。
フィッカデンティ監督は今季、クラブ最多となる勝ち点63で過去最高位タイの4位へとチームを導いた。J1最終節でG大阪に抜かれてJリーグチャンピオンシップ(CS)出場は逃したが、昨季の17戦連続無敗記録をはじめ、数々のクラブレコードを打ち立てた。
この日の練習後、報道陣の取材に応じた指揮官は、「素晴らしい2年間を過ごせた」と語り、次のように続けた。
「このクラブに良い結果をもたらすことができたと思っている。自分は人間として欠点もあるが、良い部分もあると思っている。誰かを非難することはないし、お互いの決断をリスペクトしたい」
また、どんな試合でも背中を押してくれたファン・サポーターに対し、「信じられないほど素晴らしいサポーターだった」とコメント。さらに、12月26日の天皇杯準々決勝の広島戦(長崎)に向けて「ここで終わりではない。最後の最後まで仕事を全うしたい」と話し、有終の美を目指す。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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