ドルトムント→サラゴサは“救世主の証”? 香川真司、過去ブラジル人の活躍受け「再来」
かつてドルトムント出身の元ブラジル代表FWエベルトンが活躍
日本代表MF香川真司は2019-20シーズンをリーガ・エスパニョーラ2部のレアル・サラゴサで戦うことを決断した。この決定について大きく盛り上がっているのは現地スペインメディアだ。サラゴサにとって久々となるワールドクラス加入で1部昇格の切り札として見られているなか、スペイン紙「マルカ」はかつてドルトムントから来たブラジル人FWの再来となるかを注目している。
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ここ近年1部から離れているサラゴサ。ドルトムントとの移籍はレアケースで、クラブ史で香川が2ケース目である。しかしその先人は、サラゴサにとって大きな歴史を残した選手である。元ブラジル代表FWエベルトンだ。俊足を生かしたアタッカーは2005年夏に加入したが、このような活躍ぶりを見せていた。
「レアル・サラゴサでの舞台でブラジル人アタッカーは、レアル・マドリード相手のダブル(シーズン2連勝)とともに、2005-06シーズンのスペイン国王杯ファイナル進出において決定的な選手で、UEFAヨーロッパリーグ出場権獲得への大きな力となった」
エベルトンの活躍によって近年のクラブの中でも最も大きな成功を残した1年だったことを記している。一度はドイツに戻ったエベルトンだったが、2008-09シーズンに2部降格していたサラゴサへ復帰。このシーズンも28ゴールを奪うなど、結果を残して1部復帰に貢献したことも追記されている。
「今、香川は彼のような成功を再び繰り返して、サラゴサをスペインサッカーの最高のカテゴリーに戻そうとするはずだ。エベルトンの再来のような鏡を見るために、良い機会だろう」
同紙はこのようにも評している。まだプレーしていない段階だが、ドルトムントなどで残した実績もあり、香川への期待値は日ごとに高まっているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)