平常心を貫く浦和の”笑顔の守護神” G大阪との決戦へ「自分を信じてやる」
11年前の忘れ物を取りに…
ホームの大声援がプラスになることを強調した西川は、プレッシャーのかかるゲームであっても、平常心で臨みたいと続ける。
「このチャンピオンシップは自分たちの実力で勝ち得たものでもある。ホームでの試合でもあるし、楽しみたい。勝って上にいきたい気持ちが強いが、気負いすぎても良くない。楽しんでやることを意識したい。ミスを恐れずにGKが楽しんでプレーすることがゲームに影響する。GKがガチガチなら、チームもガチガチになる。笑顔で良い余裕を持ちながら明日はプレーしたい」
浦和の最後方に構える“笑顔の守護神”は、自然体を強調していた。11年ぶりに幕を開けるチャンピオンシップだが、最後の機会となった04年に横浜FMと対戦し、PK戦の末に敗れたのが浦和だった。その時の忘れ物を取り戻すために、浦和イレブンが大舞台に臨んでいく。
【了】
轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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