どうすれば流暢な英語が話せる? クロップが伝授する“習得の秘訣”「最も簡単な方法は…」
ドイツ人指揮官が英語の習得方法を伝授 「『フレンズ』を見ることだよ」
リバプールは現地時間9日、プレミアリーグ開幕戦でノリッジと対戦し、4-1で勝利した。悲願のプレミア制覇に向けて長い戦いが始まったが、試合前のインタビューでユルゲン・クロップ監督は流暢な英語を話すことができる理由について、その秘訣を明かしている。英公共放送「BBC」が報じた。
2015年にドルトムント監督を退任してからわずか数カ月後にリバプールの指揮官に就任し、イングランドの舞台で初挑戦を迎えることになったが、当時からドイツ人とは思えぬほど癖のない流暢な英語を話している。通訳を介さず、英語で直接選手たちとコミュニケーションを取ることができたのも、プレミアリーグへの適応が早かった理由の一つだろう。
記事では「クロップは現在、流暢な英語を話す人物として知られている。リバプールの独特な訛りを把握する前は、アメリカで絶大な人気を誇るコメディードラマを習得のベースとしていた」と綴り、それまで現役時代から指揮官のキャリアを通してドイツを離れることのなかったクロップ監督が英語を習得することができた理由について、本人のコメントを通じて紹介している。
「『フレンズ』を見ることだよ。なぜなら、理解するのは簡単な英語だからだ。その次の工程で映画を見るようにしたんだ。映画は訛りが反映されているけど、はっきりと発音はしてくれないからね。他愛ない雑談や内容も、そのなかで追いかけなくてはならない。だから、ドイツ人にとって英語を習得する最も簡単な方法は『フレンズ』なんだ。分かりやすい会話になっているし、あらゆる単語をとても短時間で理解することができる。これはおすすめだよ」
『フレンズ』は1994年から10年間、アメリカで放送されていたコメディードラマだが、世界中で人気が爆発し、日本人にとっても有名な作品だ。就任4年目でUEFAチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げたクロップ監督だが、その礎となったのは、コメディードラマによる英語習得だったのかもしれない。