悲劇の“ノールック弾”に海外騒然 「奇妙なオウンゴール」で今季プレミア第1号が誕生

プレミア開幕戦で不運なオウンゴールが生まれた【写真:Getty Images】
プレミア開幕戦で不運なオウンゴールが生まれた【写真:Getty Images】

ノリッジのDFハンリーが痛恨のクリアミス 開始7分でリバプールに先制点献上

 イングランドのプレミアリーグは現地時間9日、リバプール対ノリッジの一戦で2019-20シーズンの幕が上がった。試合は4-1で昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)王者が貫禄の勝利を収めたが、試合開始早々の7分にオウンゴールによって生まれた今季第1号ゴールが話題を呼んでいる。

 本拠地アンフィールドに昇格組のノリッジを迎えたゲームは、思わぬ形で動き出した。前半7分、敵陣左サイドでDFアンドリュー・ロバートソンからの縦パスを受けたFWディボック・オリギが相手DFと対峙。ペナルティーエリアに侵入したところで縦に仕掛けて、抜ききらないまま左足をコンパクトに振り抜き、低いライナー性のクロスをゴール前に送った。これにタイミングを外されたのか、ニアサイドに構えたノリッジのDFグラント・ハンリーは右足を上げてクリアを試みるがヒットせず。すね付近に当たったボールは、右回転がかかりながら絶妙な軌道を描いてファーサイドネットに吸い込まれた。

 失点の瞬間、両手で顔を覆ったハンリー。新シーズンのプレミアリーグ初得点が開始7分に生まれたことでリバプールは勢いに乗り、前半のうちにFWモハメド・サラー、DFフィルジル・ファン・ダイク、オリギがゴールを決めて一気に勝負を決めた。

 一方、ノリッジにとっては悔やまれる失点となったが、痛恨のオウンゴールによる“開幕弾”には多くの現地メディアが反応。英スポーツメディア「スポーツ・バイブル」が、「リバプールファンはプレミアリーグ開幕戦で生まれたグラント・ハンリーの“ノールック・フィニッシュ”を愛している」と伝えれば、英衛星放送「スカイ・スポーツ」のプレミアリーグ版公式ツイッターは「グラント・ハンリーからの明確な贈り物」とレポート。海外サッカー専門サイト「Onefootball」も「奇妙なオウンゴール」と報じるなど、予想外の形で生まれた今シーズン初得点に海外メディアも一様に驚きの声を上げていた。

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