札幌FW鈴木武蔵が同点弾、浦和と1-1ドロー “ラストゲーム”の小野伸二は出場せず

浦和レッズ大槻監督と、コンサドーレ札幌ペトロヴィッチ監督【写真:Getty Images】
浦和レッズ大槻監督と、コンサドーレ札幌ペトロヴィッチ監督【写真:Getty Images】

後半に両者が1点を奪い合う展開 琉球移籍の小野に出番訪れず

 札幌ドームが真っ赤に染まるなかで行われた北海道コンサドーレ札幌と浦和レッズのJ1リーグ第22節は、後半に浦和が先制するも札幌が追いつき、1-1の引き分けに終わった。

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 札幌を率いるミハイロ・ペトロヴィッチ監督は、2012年から17年夏まで率いた古巣との対決になった。浦和にも当時の主力が多く残り、順位も試合前時点で札幌が8位、浦和が9位と上位に食らいつくためには互いに負けられない一戦になった。

 前半は比較的に札幌が主導権を握った。試合開始2分でコーナーキックからFW鈴木武蔵が至近距離でシュートを放つチャンスをつかんだが、ボールはGK西川周作の正面に飛んだ。このチャンス以降はやや膠着状態に陥ったが、同31分にはFWジェイのパスに抜け出した鈴木が西川と1対1になるビッグチャンス。しかし、鈴木のシュートは枠外に外れて前半は0-0で終えた。

 後半に入ると浦和がリズムをつかむ。DF槙野智章やDF岩波拓也が札幌のシャドーにプレッシャーをかけて敵陣でボールを奪いリズムを作ると、その流れで得たコーナーキックから先制点が生まれた。同12分、FW武藤雄樹のコーナーキックをファーサイドでDFマウリシオが折り返すと、MFエヴェルトンが頭で押し込んで1-0とリードを奪った。

 それでも札幌も反撃に出ると、同21分にはゴール正面でMFチャナティップがフリーになるチャンスを得たが、ここは西川がファインセーブ。しかし同23分、右サイドからMF白井康介が上げたクロスに合わせようとしたジェイに浦和の守備陣が引き付けられると、こぼれ球をフリーで拾った鈴木が右足シュートを決めて1-1の同点とした。

 浦和の大槻毅監督は同点とされたのちにFWファブリシオとFW杉本健勇を段階的に投入し、アウェーで勝ち点3を奪いにいく采配を見せた。しかし、効果的な崩しを見せるには至らず。一方の札幌はJ2のFC琉球への移籍が決まったMF小野伸二にとって札幌でのラストゲームだったが、拮抗した展開に出場機会はなく、試合はそのまま引き分けた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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