札幌&浦和サポーターの前で河合竜二氏が引退試合 元同僚と奮闘、2得点で有終の美
古巣対決の試合前に実施 両チームサポーターに向けて挨拶
J1リーグ第22節の北海道コンサドーレ札幌と浦和レッズの試合に先立ち、10日に札幌ドームで河合竜二氏の引退試合が行われた。古巣、浦和のサポーターからも拍手が送られるなかで、最後のピッチに立った。
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河合氏は1997年に浦和に加入し、2003年に横浜F・マリノスへ移籍。翌年には浦和とのチャンピオンシップでゴールを決めるなど、当時の岡田武史監督の下で活躍した。そして2011年に札幌へ移籍し、昨年限りで引退していた。J1とJ2を合計し、Jリーグで通算338試合に出場。公式戦すべてでは400試合を超える出場数になった。
この日は河合氏の元チームメートを中心にしたチームで、札幌の下部組織である室蘭U-15と対戦。河合氏の「未来を担う子どもたちに、一流に触れる経験を積ませたい」という思いでの顔合わせになった。
前半にノーゴールの時間が続くと、コーチとしてベンチ入りした岡田氏からは河合氏に前線に上がってのパワープレーを仕掛けるように指示が飛び、同じくコーチでベンチ入りした横浜FM時代に指導を受けた水沼貴史氏からは「ボールを回すだけでなくゴールに迫れ」という指示も飛んだ。
前半は0-0で折り返したが、後半に入ると浦和でのチームメートだった永井雄一郎氏のクロスを河合氏がヘディングで狙い、こぼれ球を横浜FM時代の同僚だった大島秀夫氏が押し込み先制。さらに河合氏が2得点し、3-0として有終の美を飾った。
試合後に河合氏は、浦和サポーターに「僕のキャリアは浦和でスタートしました。全く貢献できずすいませんでした」と挨拶。そして「デビュー戦の熱い声援は忘れません」と話すと大きな拍手が送られた。
そして札幌サポーターには「現役としてはピッチに戻れませんでしたが、こうやって帰って来られて約束を果たした気でいます。この後は小野伸二のラストゲームです。勝って送り出しましょう」と、J2のFC琉球への移籍が決まり、この浦和戦が最後になる小野に触れて盛り上げていた。
キャリアをスタートしたチームと最後に所属したチームの対戦の日で、横浜FM時代のチームメートも多数駆けつけた河合氏の引退試合は、U-15チームの奮闘もあってサッカーを楽しむ空間が広がっていた。
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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)