クロップを悩ますガラスのエース リバプールのスタリッジがまたも負傷で戦線離脱へ

ELボルドー戦当日に負傷か

 リバプールのガラスのエースが、またも戦線離脱となるようだ。イングランド代表FWダニエル・スタリッジは、10月4日のエバートン戦以来となる公式戦出場まであと一歩のところまで迫っていた。だが、UEFAヨーロッパリーグ(EL)のボルドー戦に向けたトレーニングの最中に足に痛みを訴えて離脱。検査を受けるために病院へと向かったという。英地元紙「ガーディアン」などが報じている。

 スタリッジは25日の前日練習、そして試合当日の朝に行われたトレーニングにも参加していたという。詳細はまだ明らかになっていないようだが、ユルゲン・クロップ監督もエース復帰を心待ちにしていただけに頭を悩ませている。

「これ(スタリッジの負傷)に関しては、まだ多くを語れない。彼は今日の朝もトレーニングしていた。その後、我々はホテルに戻り、その時もダニエルは一緒にいた。だけどその後、彼は病院に行かなければいけなくなった。現時点では何も言えない。検査の結果を待つ必要がある」

 スタリッジは昨季から度重なる故障に悩まされてきた。昨季は太ももの負傷で約5カ月にも及ぶ長期離脱。その後はふくらはぎや臀部(でんぶ)の負傷で戦線を離れ、公式戦18試合の出場に終わった。今季も膝を痛めて、ここまでわずかリーグ3試合の出場に留まっている。9月26日のアストン・ビラ戦では2得点を挙げるなど、さすがの決定力を見せつけていただけに、リバプールにとって不可欠な戦力であることは間違いない。けがの多さが悔やまれるところだろう。

 スタリッジ欠場となったELボルドー戦は、今季加入のFWクリスティアン・ベンテケとMFジェームズ・ミルナーのゴールで2-1と勝利を収めた。グループB首位のリバプールは1試合を残しての決勝トーナメント進出を決めた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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