“史上最高額DF”の障害はファン・ダイク? 元英代表DFが指摘「大き過ぎるギャップが…」
ファーディナンド氏、マグワイアにはファン・ダイクとの“比較”が生まれると忠告
イングランド代表DFハリー・マグワイアは、レスターから8000万ポンド(約102億8000万円)でマンチェスター・ユナイテッドに加入した。かつてユナイテッドなどで活躍した元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏は、マグワイアにとってリバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが“問題”となるだろうと主張した。英紙「デイリー・メール」が報じている。
17年の1月、ファン・ダイクがサウサンプトンからリバプールに移籍した際に発生した7500万ポンド(約96億円)は、DF史上最高額の移籍金だった。しかし、1年半後の今年、ユナイテッドがレスターからマグワイア獲得に費やした金額は8000万ポンド。マグワイアはファン・ダイクを超え、世界で最も高価なDFと紹介されるようになっている。
ただ、イングランドのレジェンドであるファーディナンド氏は、エジプト代表FWモハメド・サラー、イングランド代表FWハリー・ケインら世界を代表するアタッカー陣よりも、マグワイアが直面する問題はファン・ダイクだと主張。加えて、昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制したファン・ダイクを超えることは、初年度には不可能なところがあると説いている。
「人々はファン・ダイクと比較して彼を判断するつもりだ。ただ、(ユナイテッドに)来たばかりの彼が、すぐにチームをリーグやCLの優勝に導くことができると思うかい? 無理だろう。それを考えたら大き過ぎるギャップがあるんだよ。タイトルに近付きつつあったリバプールに加入したファン・ダイクとは、全く異なる議論になる。だけど、みんなファン・ダイクとの比較で判断することになるだろう。それが最大の問題になると思うよ」
とはいえ、ユナイテッドにとっては大きな補強であることを認め、「彼は世界最高でないにしても、最高の選手の1人だ」と協調したファーディナンド氏。マグワイアの加入でユナイテッドは優勝争いに割って入ることができるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)