フンメルスのマンU移籍話が再燃 現実味を帯びてきたドルトムント主将の海外挑戦

指揮官のメソッドと不一致という見方も

 昨季からうわさに上っていたドルトムント主将DFマッツ・フンメルスのマンチェスター・ユナイテッド移籍話が、ここにきて再燃していると、独地元紙「ビルト」が報じた。

 ドルトムントの主将は昨季、チームが不振にあえぐ中、「太りすぎだった」とコンディションの調整に失敗したと告白していた。しかし、今季は復活し、開幕11連勝を飾るなど、好調の中でリーグ13試合全てに出場している。

 しかし、圧倒的な破壊力を持つドルトムントも、その一方で守備には不安を残す。今季初黒星を喫した10月4日のバイエルン・ミュンヘン戦では5失点。前節ハンブルガーSV戦では3失点に加え、フンメルスもオウンゴールを献上していた。ここまでリーグ13試合で、クリーンシートはわずか4試合。序盤は好調だったフンメルスもこのところは失点に絡む機会が増えるなど批判の対象になっている。トーマス・トゥヘル新監督のメソッドに適応できていないという見方もされている。

 そうした現状から、マンUが今後、トランスファーリクエストを提出し、退団に向かう可能性があるとリポートされている。以前からマンチェスターの名門がフンメルスに関心を示していると伝えられていた。マンUのルイス・ファン・ハール監督も26歳のドイツ代表DF獲得を熱望しているという。

 フンメルスとドルトムントの契約期間は2017年6月末となっているが、移籍は現実味を帯びているようだ。4季ぶりのリーグ制覇を目指すドルトムントだが、ここにきて主将の周辺がにわかに騒がしくなってきた。実現すれば戦力的に大きな打撃となることは間違いないが、果たして大黒柱の引き留めは可能なのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング