プレミア移籍市場、190億円を投じた“最高額”クラブは? 総移籍金ランキングを英特集

新天地へ移った左からマンUのDFマグワイア、アーセナルDFダビド・ルイス、マンCのMFロドリ【写真:Getty Images】
新天地へ移った左からマンUのDFマグワイア、アーセナルDFダビド・ルイス、マンCのMFロドリ【写真:Getty Images】

DF史上最高額のマグワイアら獲得のユナイテッドが総額トップに

 プレミアリーグの移籍マーケットが現地時間8日に閉幕を迎えた。同9日にはリバプール対ノリッジの開幕戦が行われ、2019-20シーズンがスタートする。今夏の移籍市場で選手獲得に最も資金を投じたのは一体どのクラブだったのか。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が特集している。

 デッドラインデー(市場最終日)ではチェルシーからブラジル代表DFダビド・ルイスがアーセナルへ電撃移籍するなど驚きもあった。そうしたなかで、金額的に最も動きが大きかったのは覇権奪還を目指す名門マンチェスター・ユナイテッドだった。

 獲得した戦力は3人のみだが、イングランド代表DFハリー・マグワイア(←レスター)にDF史上最高額記録を更新する8000万ポンド(約103億円)を投じた。さらに、U-21イングランド代表DFアーロン・ワン=ビサカ(←クリスタル・パレス)も5000万ポンド(約64億円)と高額で、1800万ポンド(約23億円)でスウォンジーから引き抜いたウェールズ代表MFダニエル・ジェームズも合わせると、総計1億4800万ポンド(約190億円)でプレミア勢トップだった。

 2位は意外にも昇格組のアストン・ビラがランクインしている。ボーンマスからの買い取ったDFタイロン・ミングスを筆頭に大量12選手を補強。ユナイテッドに次ぐ1億4450万ポンド(約186億円)を記録した。

 その他には最終日にD・ルイスやスコットランド代表DFキーラン・ティアニー(←セルティック)など積極補強を決めたアーセナル(1億3800万ポンド/約178億円)やスペイン代表MFロドリ(←アトレチコ・マドリード)を加えたマンチェスター・シティ(1億3480万ポンド/約173億円)、エバートン(1億1850万ポンド/約152億円)、トットナム(1億150万ポンド/約130億円)までの6クラブが1億ポンドを超える大型補強を敢行した。

 ベルギー代表MFエデン・アザールをレアル・マドリードに放出するなど選手売却で得た金額では2億1320万ポンド(約274億円)でプレミアトップだったチェルシーだが、FIFAから補強禁止処分を受けている影響から、新戦力は処分前に決定していたアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチのみ。そのため、補強に費やした金額のランキングでは20チーム中16番目の4000万ポンド(約51億円)だった。

 また、リバプールはプレミア最年少出場記録を持つMFハーヴェイ・エリオットらをフリーで獲得しているものの、完全移籍での補強はU-19オランダ代表DFセップ・ファン・デン・ベルグ(440万ポンド/約5億7000万円)のみで、ランキングでは20チーム中19位だった。

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