香川ら主力の温存策実らず ドルトムントがELクラスノダール戦で「歴史的な敗北」

トゥヘル体制では24試合目で初の無得点に

 後半13分にはMFホフマンに代えてベルギー代表MFヤヌザイを投入。同20分にはそのヤヌザイが中央でボールをキープして左サイドへ展開。これを受けたDFシュメルツァーが左足でグラウンダーのクロスを送り、MFムヒタリアンがシュートを放ったが左ポストを叩き、ネットを揺らすことはできなかった。

 ボール支配率65%、シュート17本という数字が物語るように、ボールを保持し、攻め続けたドルトムントだったが結局得点は奪えないまま試合は0-1で終了。最終節を残し、ドルトムントとクラスノダールは勝ち点10で並び、揃って決勝トーナメント進出を確定させた。直接対決の成績で上回るクラスノダールが首位に立っている。

 ドルトムントの公式サイトではフンメルスの与えたPKを「歴史的な判断」とレポート。欧州のカップ戦219試合で最も早い時間帯にチームが与えたPKだった。この日の黒星についても「歴史的な敗北」としている。ロシアでのアウェー戦で敗れるのはチーム4試合目で初のことだった。

 歴史的な敗北を喫したドルトムント。主力を温存しながら圧倒的な攻勢に出たが、ハンブルガーSV戦(1−3)に続く連敗となった。29日には、中2日でシュツットガルトとのリーグ戦を迎える。温存された香川、ロイス、オーバメヤンが先発復帰し、攻撃ユニット「ファンタスティック4」の爆発が期待されるところだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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