ダンディーU指揮官が川島のハリルJ復帰への思いを代弁 「日本代表に戻りたがっている」

いたずらに過ぎ行く日々

 日本代表GK川島永嗣は、ダンディー・ユナイテッド(スコットランド)と移籍合意に達しながらも英内務省からの就労ビザが下りず、いまだチーム練習への合流を許されていない。ミクス・パーテライネン監督は、日本代表復帰を夢見ながらも孤独なトレーニングを続ける守護神の心境を代弁している。地元紙「ザ・クーリエ」が報じている。

 川島は昨季限りでスタンダール・リエージュを契約満了となり、浪人生活を続けてきた。ハリルジャパンからも招集されず、「気が狂うような決断をしなければいけなかった」と自らのブログに綴るほどの地獄の日々を送った。そして、ようやく新天地にたどり着いたはずだった。ダンディーUとは11月3日に契約合意に達した。だが、いまだに一人、トレーニングを続ける日々を送っている。

 それは、英内務省の労働ビザ発給が遅れているためだ。21日のセントジョンストン戦への出場も見込まれていたが、ビザの発給が間に合わず。パーテライネン監督は、憤りに震えながらこう語った。

「我々は問い合わせをしている。なんで一体ここまで長引いているんだ。我々には質と技術の高く、経験深いフットボーラーが個人トレーニングをしている。なぜなら彼は合流が許されないからだ。自分で練習場を走り、ジムでトレーニングをしている。彼もプレーしたがっているのにイライラしている。そして、日本代表に戻りたがっている」

 川島はチームに合流できず、ただ1人でコンディションを整えるだけの苦しい日々を送っている。いら立ちと、焦る時間がいたずらに過ぎていく中でも、ハリルジャパンの舞台にもう一度立つことを夢見ているという。

 

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