川島に浪人危機再び 就労ビザ下りず、ダンディーU指揮官激怒「ジョークだ」
破談の可能性も
日本代表のGK川島永嗣は11月上旬、ダンディー・ユナイテッド(スコットランド)への移籍で合意に達しながらも、いまだ英内務省から就労ビザが下りずにチーム練習に合流を許されていない。このビザの発給待ちの状況にミクス・パーテライネン監督は「ジョークだ」と激怒。手続きの遅れから移籍が破談になる可能性を指摘していると、地元紙「ザ・クーリエ」が報じている。
川島は昨季限りでスタンダール・リエージュと契約満了となり、浪人生活を続けてきた。そして11月に入ってスコットランド1部の最下位ダンディーUと契約合意したはずだったが、いまだに就労ビザが下りていない。パーテライネン監督はこう語った。
「私はエイジについてフラストレーションをためている。それ以上、我々にできることはない。これは冗談だ。これ以上長引くなら契約自体を危険にさらすことになる。ただ座って、長々と待つしかない。エイジもとてもフラストレーションを募らせている」
川島はトップチームとの練習参加を許されず、試合勘の欠如が危惧されている。当初の見込みでは21日のセントジョンストン戦に登録が間に合うはずが、朗報は届かず。試合は1-2で敗れ、チームは最下位のままだ。
就労ビザの手続きの遅れから川島は再び浪人生活に突入する危険性が出てきた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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