モドリッチ獲得を夢見るミラン 英雄ボバンがフロント入りも…立ちはだかる障害とは?
クロアチアの“パイプ”を生かして獲得狙う意向? 年俸14億円は障害に…
イタリアの名門ACミランは、今季からかつての背番号「10」である元クロアチア代表MFズボニミール・ボバン氏がフロント入り。その夢は、自身のパイプを生かしたうえでのレアル・マドリードのクロアチア代表MFルカ・モドリッチの獲得にあると、イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」が報じている。
レアルは移籍市場ですでに3億ユーロ(約356億円)を超える金額を使用しているとされるなかで、アヤックスのオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークの獲得にも近づいているとされる。
そのことは、モドリッチ獲得を目指すクラブにとっては多少の“チャンス”だと捉える向きもある。その一つがミランだとされ、今季に向けてクロアチアの“英雄”ボバン氏がフロント入りしていることで、獲得に向けた足がかりをつかみたいとミランは考えているとした。
一方で、モドリッチがレアルで受け取っている年俸1200万ユーロ(約14億円)は現在のミランにとって現実的な金額とは言い難い。さらに、モドリッチ自身には「悲惨なシーズン(昨季は無冠)を最後にレアルを離れたくない」との意向があるという。
ミランは元イタリア代表でクラブOBのパオロ・マルディーニ氏が強化部でも力を持つなかで、今夏の移籍市場ではビッグネーム獲得に動くような話は浮上してこなかった。そこにはクラブの財政的な意味で現実を見ているという側面もあるが、ここにきて初めて飛び出してきたモドリッチという実力者獲得への動きは、本格化していくことになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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