レアルに“アザール・システム”誕生!? ジダン監督が「3-5-2の導入検討」と現地紙予想
ザルツブルク戦の予想布陣を公開、アザールは2トップ下で先発?
レアル・マドリードは2019-20シーズンの開幕に向けたプレシーズンで、今ひとつ結果を残せずチーム状態が不安視されている。特にチェルシーから鳴り物入りで加入したベルギー代表MFエデン・アザールが本調子とは言えないなか、ジネディーヌ・ジダン監督が“アザール・システム”とも言える3-5-2の導入を目論んでいるのではと、スペイン紙「AS」が報じている。
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ジダン監督はウェールズ代表FWギャレス・ベイルやコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス、FWマリアーノ・ディアスといった選手を“構想外”と見ている一方で、日本代表MF久保建英や18歳のブラジル人FWロドリゴらをプレシーズンで積極起用し、将来を見据えた采配を行った。ただ気がかりなのが、チェルシーから加入し、新エースとしての期待がかかるアザールだ。
チーム合流時に体重がベストより7キロオーバーだったこと、そして肝心のピッチでもインパクトを残し切れていないなど、本領を発揮するに至っていない。そのアザールに対して、ジダン監督は刺激を与えようとしていると「AS」紙は伝えており、それが3バックの採用だという。
現地時間7日に開催されるザルツブルクとの親善試合の予想布陣を公開しており、DFエデル・ミリトン、スペイン代表DFセルヒオ・ラモス、フランス代表DFラファエル・ヴァランの3バック、そしてスペイン代表DFダニエル・カルバハルとブラジル代表DFマルセロを両ウイングバックに配置。そしてブラジル代表MFカゼミーロとドイツ代表MFトニ・クロースがダブルボランチを組み、トップ下にアザール、2トップに元フランス代表FWカリム・ベンゼマとセルビア代表FWルカ・ヨビッチが並ぶ形が予想されている。
このシステムについて同紙は「アザールにとって最適な位置を見つけるために、ジダンが熟考しているプランだ」と記している。チェルシー時代のキレをいまだ見せていないアザールは、新システムで覚醒の時を迎えることができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)