記録よりも記憶に― 琉球移籍の小野伸二、札幌に捧げた6年間「こんな選手がいたと…」
最北端から最南端へ新たなチャレンジを追求「沖縄のサッカーを盛り上げたい」
元日本代表MF小野伸二は、5日にJ1北海道コンサドーレ札幌からJ2のFC琉球への完全移籍が発表された。プロ22年目、自身7チーム目として最南端の地へ新たなチャレンジを求めるが、移籍発表から一夜明けた6日、「みんなが記憶として持っていてくれたら」と札幌への思いを語った。
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小野は2014年、オーストラリア1部ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(WSW)から札幌に加入。当時、札幌はJ2だった。15年には元日本代表MF稲本潤一(現・SC相模原)も入団し、翌年にはJ2優勝とともにJ1昇格。17年には1709日ぶりにJ1の舞台に立った。
札幌6年目の今季は、ルヴァンカップに2試合出場したのみで、リーグ戦出場はゼロ。6月14日の第15節・川崎フロンターレ戦(1-1)以降はベンチ外が続いていたなか、8月5日に琉球への完全移籍が発表された。
移籍の決断について問われた小野は、「オファーをいただけたのが、まず嬉しいこと」と話す。
「沖縄県、沖縄のサッカーを盛り上げたい。北から南と遠いところに行きますけど、僕がここに来た時のような気持ちで、チームをより良い方向に持って行く手助けができればいい」
プロ入り後、浦和レッズ、フェイエノールト(オランダ)、ボーフム(ドイツ)、清水エスパルス、WSW、札幌と渡り歩いてきたなかで、札幌はフェイエノールトの5年を上回る、自身の最長在籍クラブとなった。昨季はAFCチャンピオンズリーグ出場権獲得に迫る4位に入るなど、小野とともにJ1で一歩ずつ地位を築いてきたと言っていい。小野も、「チームメート、クラブ、サポーターも北海道の土地柄の良さを感じた。素敵な時間を共有できたのは嬉しかった」と特別な思いを語る。
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