「わずか数日で愛される存在」 トゥウェンテ中村敬斗、衝撃デビュー弾に現地称賛止まず
初先発初得点の上々デビュー オランダ紙も称賛「衝撃的な一撃でスタジアムを熱狂」
オランダ1部トゥウェンテに移籍した19歳MF中村敬斗は、現地時間3日に行われたエールディビジ開幕戦のPSV戦(1-1)で初スタメン初ゴールの上々デビューを飾ってみせたが、地元メディアは「わずか数日で愛される存在となった」と鮮烈な活躍に脱帽している。
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中村は2018年に三菱養和ユースから飛び級でガンバ大阪に入団。高校2年生だったプロ1年目で開幕デビューを飾り、高卒1年目の今季途中からは主力として活躍した。ポーランドで開催されたU-20ワールドカップにも出場し、今夏に2年間の期限付き移籍で欧州行きを実現させた。
迎えた強豪PSVとの開幕戦、中村は3トップの左ウイングで先発出場。すると19歳の俊英がオランダデビュー戦でいきなり魅せる。前半8分、GKジョエル・ブロメルのフィードをMFホセ・マトスが持ち上がり、敵陣左サイドで中村へパス。中村はカットインし、ペナルティーエリア手前左で迷わず右足を振り抜くと、強烈なシュートは相手GKの手前でワンバウンドしてゴール右隅に突き刺さった。
中村の移籍後初ゴールは、栄えあるチームの今シーズン“第1号”。飛び上がって喜びを表現した中村は、駆け寄ってきたFWアイトール・カンタラピエドラに手を合わせて頭を下げる“お辞儀ポーズ”も披露した。
オランダ紙「Tubantia」は、「わずか数日で愛される存在となった中村のおかげで1-0となった」と改めてレポート。「日本人は今週労働許可証を受け取り、なんとかトゥウェンテのユニフォームを着ることができた。そして、その衝撃的な一撃でスタジアムを熱狂させた」とビザ取得がギリギリとなりながらも、開幕戦で観客を魅了した日本人アタッカーを称えている。
10日の第2節は、G大阪の“先輩”でもある日本代表MF堂安律と日本代表MF板倉滉を擁するフローニンゲンと対戦予定。“日本人対決”はオランダでも注目を集めることになりそうだ。