プレミア首位浮上と大躍進のレスター  岡崎の同僚MFが珍しい記録を達成

生え抜き10番キングが、クラブ史上「最高位」と「最低位」を経験

 レスターで日本代表FW岡崎慎司と同僚のウェールズ代表MFアンディ・キングは、まさにクラブの明と暗を共に知る貴重な存在だ。英地元紙「レスター・マーキュリー」が、キングの達成した珍しい記録について報じている。

 レスターは前節のニューカッスル戦に3−0と勝利し、勝ち点を28に伸ばすと13節終了時点でプレミアリーグ首位に立った。昇格2年目のレスターは、今季からイタリア人指揮官のクラウディオ・ラニエリ監督が就任。エースのイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディが10試合連続ゴールを決めるなど、躍進が続いている。

 その中で、チームの背番号10を背負うウェールズ代表のキングは、非常に珍しい記録でチームの歴史に名を刻んだ。27歳のMFはレスターが首位に立ったことで、クラブ史上最高位と最低位を経験したこととなった。レスターが1894年にイングランドのフットボールリーグに加盟して以来、最高位はもちろん現在のプレミアリーグ首位。そして、最低位は2008年に経験したリーグ1(英3部相当)の6位だが、キングは当時からレスターに在籍していた。

 下部組織出身の生え抜きMFは2006年のプロデビューからレスター一筋を貫いている。公式戦314試合に出場して57得点。MFとしてはクラブ史上最多得点を挙げているクラブのレジェンドは、レスターで酸いも甘いも噛み分けてきた。

 今季から日本のエース岡崎も加入し、注目も集まったレスターの躍進は、一体どこまで続いていくのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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