AZ菅原由勢、リーグデビュー戦初得点を同僚称賛 「凄まじいエネルギーを持ってる」
フォルトゥナ戦の後半38分、FWステングスの折り返しに合わせダメ押しの4点目を奪取
オランダ1部AZアルクマールに期限付き移籍したDF菅原由勢は、現地時間4日のエールディビジ開幕節フォルトゥナ・シッタート戦でリーグ戦デビューを飾り、移籍後初ゴールを挙げて4-0の勝利に貢献した。同僚の34歳オランダ代表DFロン・フラールは、日本からやってきた19歳の若武者を「凄まじいエネルギーを持っている」と称えた。AZ公式ツイッターが伝えている。
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名古屋グランパス出身の菅原は、17歳だった2018年2月にトップチームに2種登録。翌日のJ1開幕節ガンバ大阪戦でスタメン出場し、4月にはクラブ史上最年少でプロ契約を結んだ。
今年6月にはオランダ1部AZへの期限付き移籍が決定。7月25日に行われたUEFAヨーロッパリーグ予選2回戦BKヘッケン戦(0-0)で途中出場し、移籍後初出場を果たした。迎えた4日のリーグ開幕節フォルトゥナ・シッタート戦、菅原は右サイドバックで先発起用された。
AZが後半8分から7分間で3ゴールを奪う猛攻を見せたなか、同38分に菅原に見せ場が訪れる。オランダ人FWケルビン・ステングスが右サイドから折り返すと、ゴール前に走り込んだ菅原が右足でダイレクトシュート。豪快にネットを揺らし、ダメ押しの4点目を奪った。
データ分析会社「オプタ」によると、菅原の19歳1カ月7日でのゴールは、日本人選手がオランダリーグで初得点を記録した年齢としては、元日本代表FW宮市亮(18歳1カ月29日/当時フェイエノールト)、FW中村敬斗(19歳6日/トゥウェンテ)についで3番目に若かったという。34歳のベテランであるオランダ代表DFフラールも、クラブ公式サイトのインタビューで「ユキ(菅原)は素晴らしい。彼は上手くプレーした。少年は凄まじいエネルギーを持っていて、喜びを解き放つ。それがチームの他の面々を巻き込んでいくんだ」と、日本からやってきた19歳を称えている。
早くもチームメートから一目置かれている菅原。東京五輪出場を目指す若武者にとって、AZでの1年間は成長を遂げるうえで重要な時間となりそうだ。