「苛立ちを爆発」 ペップ、怒りの猛抗議でイエローカードの瞬間が話題「早すぎる!」
相手選手のラフプレーに怒り心頭 激しいジェスチャーで審判団に抗議
マンチェスター・シティは現地時間4日、イングランドの新シーズン到来を告げる恒例のコミュニティーシールドでリバプールと対戦し、1-1で迎えたPK戦を5-4で制し今季初タイトルを手にした。プレシーズンの“最終テスト”と位置付けられる一戦だが、ペップの愛称で知られるジョゼップ・グアルディオラ監督が、試合中に怒りを爆発させ主審からイエローカードを提示された場面が注目を集めている。
プレミアリーグ2連覇のシティ、昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制覇したリバプールがシーズン直前に激突することになったが、試合は前半12分にイングランド代表MFラヒーム・スターリングが幸先良く先制点を奪うと、勢いに乗ったシティが立て続けにビッグチャンスを生み出し、圧倒する時間が続いた。
しかし、後半に入ると立場は一転し、リバプールに押し込まれる展開となり、後半32分にDFジョエル・マティプに同点弾を許すことに。その後も怒涛の攻撃でゴールを脅かされるも、耐え抜いて90分間を終えた。試合はそのままPK戦に突入し、5人全員が成功したシティが2年連続となるコミュニティーシールド制覇を果たした。
一方、英メディアが注目を寄せているのはペップが猛抗議をしたシーンだ。前半41分にリバプールのイングランド代表DFジョー・ゴメスが、相手ボールをインターセプトする際にシティの元スペイン代表MFダビド・シルバの左足を蹴る格好となった。シルバは悶えながらピッチに転倒し、試合が中断となった。
この危険なプレーに激怒したペップは、激しいジェスチャーを交えて審判団に猛抗議を行うと、主審はペップにイエローカードを提示。英衛星放送「BTスポーツ」も、「ペップがプレミアの指揮官として最初のイエローカード。早すぎる!」と文章を添え、該当シーンを動画で公開した。
英紙「デイリー・ミラー」は「ゴメスが敢行したシルバへの足を高く上げるチャレンジに対し、ペップは苛立ちを爆発させた」と綴り、2018-19シーズンから指揮官にもイエローカードが提示される制度が、執行されたことを伝えている。コミュニティーシールドはあくまでシーズンの前哨戦と見なされているものの、ペップの勝負へのこだわりが垣間見える場面となった。