ギグスが選ぶマンU歴代最強イレブン 「赤い悪魔を勝利に導いた、リーダーたちだ」

鉄壁の最終ライン

Manchester United v Chelsea - Premier League

 右サイドバック(SB)には、ギグス同様に下部組織出身のガリー・ネビルを入れた。現在、イングランド代表コーチを務める元英代表は現役時代マンU一筋だった男は、赤いユニホームを着てギグスに次ぐ600試合出場を果たしている。

「このチームで最も簡単な選択肢。彼は長年にわたり、イングランドで最高(の右サイドバック)だった。本当に安定感抜群だった。彼の素晴らしさはその能力、常に正しいポジショニングでプレーしていたことだね」

 ギグスは親友の優秀さをそう語り、最も迷うことのなかった選択だったと明かしている。

 センターバックは元オランダ代表DFヤープ・スタムを選んだ。スタムはギグスと共にプレミアリーグ3度、CLは1度優勝した。2001年にラツィオに放出したことをアレックス・ファーガソン元監督は「失敗」と後年振り返るほど鉄壁の守備を支えた存在だった。オランダ史上最高のDFの一人をこう振り返っている。

「彼は全てを持っていた。空中戦も強い。足元の技術もいい。機敏で、強くてアグレッシブだった」

 そして、その相棒には、元イングランド代表DFリオ・ファーディナンドを選んだ。リーズから当時のDF史上最高額の移籍金で加入後、ユナイテッドで12年間プレーした。08年のCL制覇を共に果たした。

「彼は最高のリーダーだ。空中戦に強く、偉大なDFでもあった。スタムとの連係も素晴らしかった」

 左SBは元アイルランド代表DFデニス・アーウィン。1990年にユナイッドに加入後、500試合以上に出場。1993年のリーグ、FAカップの二冠と99年のCL制覇も成し遂げた。次点となった、フランス代表のパトリス・エブラとは僅差だったという。

「左サイドバックは難しい選択だった。私は素晴らしい左サイドバックとプレーした。デニスとパトリス・エブラだ。私は僅差でデニスだ。なぜなら彼は安定していたし、PK、流れの中のプレー、フリーキックでゴールを決めた。両足も操れたしね」

 

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