「もったいない」「自覚だけ」 風間監督の口を突いた、浦和戦で露呈した名古屋の“隙”
幸先よく2点のリードを奪うも、追加点を奪えないまま興梠に反撃の1点を返される
名古屋グランパスは、4日に行われたJ1リーグ第21節の浦和レッズ戦で後半アディショナルタイムに同点ゴールを許し、2-2で引き分けた。リーグ戦未勝利を9でストップするかと思われたなかで勝利を逃し、風間八宏監督は主導権を握っていた前半に試合を決められなかったことを悔やんだ。
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名古屋は5月12日にホームで浦和に勝利してから、リーグ戦の勝利がなかった。奇しくも同じ浦和戦で、試合の入り方は最高だった。前半2分にセットプレーの流れからMF和泉竜司のゴールで先制し、同25分にはFW前田直輝が追加点を奪って2-0とした。
その後も、FWジョーと前田が1回ずつ相手GK西川周作と1対1になるチャンスを迎えたが、ゴールにできなかった。また、ラストパスさえ通ればビッグチャンスという局面も迎えたが、それも生かせず。逆にハーフタイム直前にFW興梠慎三に1点を返され、前半が終わってみれば2-1と1点差だった。
最終的に後半アディショナルタイムに同点ゴールを許した試合だったが、風間監督は「前半は素晴らしい出来だったと思いますけど、3点目を仕留められなかった。本当にこれ以上ないチャンスだったので非常に残念。自分たちがやるべきことは前半にもっと決めていればというところ。決定機は決めないといけないので、そこはもったいない」と、その展開を悔やんだ。
言葉の通り、3-0、4-0で折り返してもおかしくない試合が2-1だったことが、大きな影響を与えたのは事実だろう。2-2の同点ゴールを決めた浦和のMF関根貴大は「ハーフタイム前の1点が大きかった」と話す。逆に、後半は追いかける浦和に対して防戦一方だった。