ドログバがかつての宿敵の優勝を断言 「彼らにはペトル・チェフがいる」

アーセナルの充実ぶりを認めたチェルシーの元エース

 チェルシーのレジェンド、コートジボワール代表のFWディディエ・ドログバ(モントリオール・インパクト)は、今季のプレミアリーグでは古巣の宿敵であるアーセナルが優勝の最有力候補であると自身の予想を明かした。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じた。

 ドログバは自著「Commitment」のプロモーションのイベントでインタビューに応じ、今季のプレミアリーグの展望を語った。屈強のストライカーは「マンチェスター・シティはここ数年と同様の強さを見せるだろう」と、一昨季の王者マンチェスター・シティの強さを認めているが、本心では今季からチェルシー時代の親友がプレーする北ロンドンの雄が最有力であると考えているようだ。「残念ながらチェルシーは(タイトルレースから)遠く離れた位置にいる。だから、友人のペトル・チェフのいるアーセナルを選ぶ」と自身の見解を語っている。

「アーセナルはリーグ制覇するだけの十分な力を持っているか?」と問われたドログバは、「彼らはペトル・チェフを手に入れた」と、あらためてチェコ代表守護神の加入が何よりも大きなポイントであると強調した。チェルシーの主将DFジョン・テリーも、チェフのアーセナル行きが決まる際には「チームに12~15ポイントをもたらす存在」であるとして、その影響力を語っていたほど。チームメイトにとって、最後尾から守備を支えるチェフの存在はそれほど偉大なようだ。

 ここまで15位に沈む古巣チェルシーの状態を不安視するドログバだったが、それでも「選手や(ジョゼ・モウリーニョ)監督には現状を変える力がある」と、今後の逆襲にも期待を寄せていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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